解体工事で使う重機の種類は?名前やアタッチメントを全解説!

皆さんこんにちは。

東京都小平市を拠点に、関東一円で解体から産業廃棄物収集運搬までをワンストップで手掛けています株式会社シンセイです。


解体工事を依頼する際に、「どんな重機を使って壊すのか」「前の道が狭いけれど重機は入るのか」など、疑問や不安を感じることはありませんか?普段あまり目にすることのない解体重機ですが、実は建物の構造や現場の広さに合わせて最適な機種を選ぶことが、工事費用を抑え、近隣トラブルなく安全に作業を完了させるための最大の鍵となります。


この記事では、解体工事を検討されている方に向けて、油圧ショベルやハサミ(圧砕機)といった代表的な重機の種類と役割、さらに重機が入らない狭小地での対応策について解説します。費用や安全性の仕組みも分かりますので、これから工事を依頼される施主様はもちろん、業界に興味がある方もぜひ参考にしてみてください。


■現場の主役となる重機の種類



解体工事の現場では、建物の大きさや構造、敷地の広さに合わせて様々な種類の建設機械が活躍します。効率的かつ安全に作業を進めるために欠かせない、代表的な4つの重機について解説します。


・万能な油圧ショベル

一般的に「ユンボ」や「バックホー」とも呼ばれる、解体現場で最も活躍する建設機械です。キャタピラ(クローラー)で安定して移動し、360度回転する車体が特徴です。先端のアタッチメントを付け替えることで、木造住宅の取り壊しからコンクリート基礎の破砕、さらには廃材の積み込みや整地まで、あらゆる作業に対応できる万能な性能を持っています。


・高所用のロングリーチ

通常のショベルよりも非常に長いアーム(腕)とブームを持つ特殊な仕様の重機です。3階建て以上のマンションやビルの解体など、標準機では届かない高所での作業に特化しています。地上から直接高い場所にアプローチできるため、大型クレーンで重機を屋上に吊り上げる「階上解体」と比較して、転倒事故のリスクを減らしながら安全に建物を解体できるのがメリットです。


・搬出用のダンプトラック

解体で発生した大量の木くずやコンクリートガラなどの廃棄物を、処分場まで運搬するための車両です。現場前の道路幅に合わせて、小回りの利く2トントラックから、一度に大量に運べる大型の10トントラックなどを使い分けます。公道を走行するため、過積載にならないよう積載量を厳守し、荷台をシートで覆って粉塵の飛散を防ぐなど、周辺環境への配慮が不可欠です。


・吊り上げるクレーン車

重い部材を吊り上げたり、移動させたりする際に使用します。敷地が狭く重機が入らない場合に、アームを伸ばして外部から小型の解体機を投入したり、鉄骨造の現場で切断した梁(はり)を安全に地上へ降ろしたりする役割を担います。オペレーターには高度な操作技術と資格が求められ、周囲の安全確認を徹底しながら慎重に作業を行います。


■用途で変えるアタッチメント



油圧ショベルの最大の特徴は、人間の「手」にあたる先端部分(アタッチメント)を交換できることです。解体工事では、対象物が木造か鉄筋コンクリートか、あるいは「壊す」のか「掴む」のかによって、最適な器具を使い分けます。それぞれの役割と特徴を見ていきましょう。


・挟むハサミの大割・小割機

現場では通称「ハサミ」や「カニ」とも呼ばれる圧砕(あっさい)機です。巨大な爪でコンクリートの柱や壁を強力に挟み込んで破壊します。建物の骨組みを壊す「大割(おおわり)」と、地上でコンクリートを細かく砕いて内部の鉄筋を取り出す「小割(こわり)」があり、鉄筋コンクリート造の解体には欠かせない存在です。


・鉄骨を切る鉄骨カッター

鉄骨造(S造)の建物を解体する際に使用される、鉄を切断するための専用アタッチメントです。その名の通り、巨大なハサミのように鋭い刃で太い鉄骨や鉄筋を強力に切断します。ガスバーナーを使った手作業での切断に比べて、高所でも安全かつスピーディーに作業を進められるため、工期の短縮に大きく貢献します。


・コンクリを砕くブレーカー

巨大なノミ(チゼル)を油圧の力で高速に打ち付け、コンクリートを叩き割る機械です。圧砕機では歯が立たない頑丈な基礎部分や、厚みのある土間コンクリートの破砕に威力を発揮します。破壊力が高い反面、大きな打撃音と振動が発生するため、使用する際は近隣への防音対策と事前の説明が特に重要になります。


・掴んで選別するグラップル

「フォーク」とも呼ばれ、指のような形状をしたアタッチメントです。物を壊すことよりも、木材やガレキを「掴む」ことに特化しています。解体現場では、壊した廃材を種類ごとに仕分けたり、ダンプトラックへ積み込んだりする作業で活躍します。手作業よりも圧倒的に効率よく、廃棄物の分別・リサイクルをスムーズに行えます。


・振るいにかけるバケット

「スケルトンバケット」とも呼ばれ、バケットの底が網目状(格子状)になっているのが特徴です。解体後の地面に残った細かいコンクリート片やゴミを、土と振るい分けて回収する際に使われます。工事の仕上げ段階で、敷地内の土をきれいに整地し、美しい更地にしてお客様へ引き渡すために重要な役割を果たします。


■重機が入らない狭小地の機材



住宅密集地や古い路地など、大型の重機やトラックが物理的に入っていけない現場も少なくありません。無理に大きな機械を入れようとすると、隣の家の壁を傷つけたり、道路を塞いでしまったりするリスクがあります。そのような「狭小地(きょうしょうち)」では、小回りの利く特殊な小型機械や、熟練の職人による手作業を組み合わせ、安全第一で工事を進めます。


・小型のミニユンボ

「ミニショベル」や「ミニバックホー」と呼ばれる、非常にコンパクトな油圧ショベルです。車体の幅を調整できるタイプもあり、人が通れる程度の狭い通路や、住宅の裏庭のようなスペースでも進入可能です。ゴム製のクローラー(キャタピラ)を履いているため、舗装された道路や敷地のアスファルトを傷つけにくく、小さいながらもパワフルな掘削・解体能力で工期短縮に貢献します。


・超小型のキャリーダンプ

ダンプトラックが入れない狭い場所から、公道に停めたトラックまで廃材を運ぶために使われる運搬車です。不整地や段差のある地面でも安定して走行できるクローラー式が一般的で、小回りが非常によく利きます。手押しの一輪車(ネコ)で運ぶのと比較して、一度に大量のコンクリートガラや木くずを安全かつスピーディーに運び出せるため、作業効率が大幅に向上します。


・人力の手壊し解体

ミニユンボさえも入れない極端に狭い場所や、隣家と壁が接しているような長屋の切り離しなどでは、職人が手作業で解体を行います。バールや手持ちのブレーカーなどの工具を使い、屋根から順番に少しずつ慎重に解体していきます。機械施工に比べて工期が長く、人件費などの費用が割高になる傾向がありますが、騒音や振動を最小限に抑え、最も繊細で近隣への影響が少ない丁寧な工法です。


■費用や操作資格のポイント



解体工事を依頼する際、見積もりの金額や工事の品質に大きく関わるのが「重機の扱い」です。パワーのある建設機械は、誰でも運転できるわけではなく、専門的な資格を持った作業員しか扱えません。また、その重機を業者が「自社で持っているか・レンタルしてくるか」によって、お客様に提示される費用も変わってきます。知っておくと業者選びに役立つ、解体費用の裏側の事情をご紹介します。


・必須の車両系建設機械

重機を工事現場で操作するには、自動車の運転免許とは別に、労働安全衛生法に基づく「車両系建設機械運転技能講習」などの修了が義務付けられています。重機のサイズや用途によって必要な資格区分が細かく分かれており、無資格での操作は法律違反になるだけでなく、重大な事故につながるリスクがあります。正規の資格を持った熟練のオペレーターが在籍しているかどうかは、安全な工事を行う業者の最低条件と言えます。


・自社保有で費用を抑制

解体業者が重機を自社で所有している場合、リース会社から借りる必要がないため、その分の「レンタル料金」が発生しません。重機のレンタル代は工事費用の中でも大きな割合を占めることがあるため、自社保有の重機が多い業者は、その分だけ見積もり金額を安く抑えられる傾向にあります。また、日頃から自社で整備・点検を行っているため、現場での急な故障トラブルが起きにくいというメリットもあります。


■豊富な自社重機でコスト削減!解体工事は株式会社シンセイにご相談ください!



株式会社シンセイは、小平市を拠点に、木造住宅からビル・マンション・工場まで、あらゆる規模の解体工事に対応しています。


当社の強みは、本記事で解説した「大型の圧砕機」や「鉄骨カッター」、そして狭小地で活躍する「ミニユンボ」など、多種多様な重機を自社で保有していることです。レンタル費用などの余計な中間コストを削減し、適正価格で高品質な工事をご提供します。また、すべての重機を有資格者の熟練オペレーターが操縦するため、騒音・振動への配慮や安全管理も万全です。


「前の道が狭くて重機が入るか心配」「鉄筋コンクリート造の建物を安く解体したい」といったお悩みも、現場の状況に合わせた最適な機種選定で解決いたします。


現地調査からお見積もりまでは無料です。重機の選定から産業廃棄物の処理まで、解体工事のパートナーをお探しの方は、ぜひ株式会社シンセイへお気軽にお問い合わせください。どのような現場でも、プロの技術で安全・確実に施工いたします。


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