SRC・RC解体費用の相場は?3階〜10階建ての目安をプロが解説

皆さんこんにちは。

東京都小平市を拠点に、関東一円で解体から産業廃棄物収集運搬までをワンストップで手掛けています株式会社シンセイです。


所有しているビルやマンションの解体を検討する際、「SRC造やRC造の解体費用は一体いくらかかるのか」「高額な見積もりが来て予算オーバーしたらどうしよう」など、費用の見通しが立たずに不安を感じている方も多いのではないでしょうか。


実は、建物の構造や階数による相場の違いを正しく理解し、依頼先を工夫することで、品質を落とさずに数百万円単位で費用を抑えることも十分に可能です。


そこで今回は、SRC・RC解体費用の階数別相場や見積もりの内訳から、費用が高額になる原因、そして適正価格で安く工事を行うための具体的なポイントについてご紹介していきます。


ビルの建て替えやマンションの解体を検討されているオーナー様や管理組合の方は、ぜひ最後までご覧いただき、失敗しない工事計画にお役立てください。


■SRC・RC解体の費用目安



ビルやマンションなどの頑丈な建物を解体する場合、木造住宅とは比較にならないほどの費用がかかることがあります。まずは構造ごとの基本的な単価の違いと、建物の規模によって総額がどう変わるのか、目安となる金額感を掴んでおきましょう。


・SRCとRCの違いと単価

解体費用を算出するベースとなるのが「構造」の違いです。RC造(鉄筋コンクリート造)はコンクリートの中に鉄筋を通した造りですが、SRC造(鉄骨鉄筋コンクリート造)はその中心にさらに頑丈な「鉄骨(S)」が組み込まれています。高層ビルや大規模なマンションによく見られるSRC造は強度が非常に高いため、解体にはより強力な重機と高度な切断技術が必要です。


そのため、一般的な坪単価の相場で比較すると、RC造よりもSRC造の方が、坪あたり数千円から一万円以上割高になる傾向があります。まずはご自身の建物がどちらの構造かを把握することが、精度の高い見積もりへの第一歩です。


・2階〜10階建ての相場

建物の高さや階数も、総額を大きく左右する要因です。例えば、2階建ての小規模なアパートと、10階建ての大型マンションでは、現場に搬入する重機の種類が全く異なります。高さがある建物ほど、アームの長い特殊な大型重機やクレーンが必要となり、それらを運ぶ回送費や設置コストが加算されます。


また、3階建てや4階建ての中規模ビルであっても、立地条件により大きな重機が入れない場合は、小型重機で時間をかけて作業するか、手作業を併用する必要があり、工期が伸びて人件費(工事費)が高くなるケースもあります。


・内訳と諸経費の仕組み

見積書を見る際は、単なる総額ではなく「内訳」を理解しておくことが重要です。費用の中心は建物を壊す「本体工事費」ですが、コンクリートガラや鉄くずなどの廃材を処理場へ運ぶ「運搬費」や「廃棄物処分費」も大きなウェイトを占めます。


さらに、近隣への騒音や粉塵の飛散を防ぐための「足場・養生費」、役所への届出や道路使用許可などの申請にかかる「諸経費」も必須項目です。古い建物ではアスベスト(石綿)の除去や、地中の杭抜き工事などの付帯工事が別途必要になる可能性も考慮しておきましょう。


■費用が高くなる3つの原因



解体工事の見積もりを取った際、「思ったより高い」と感じることがあるかもしれません。実は、建物の大きさや構造以外にも、現場特有の条件によって費用が大きく跳ね上がる要因がいくつかあります。追加費用が発生しやすい代表的なケースを知っておけば、予算オーバーのリスクを事前に減らすことができます。


・アスベストや杭の撤去

古いビルやマンションでは、断熱材などに「アスベスト(石綿)」が使われている可能性があります。これらは発がん性などの健康リスクがあるため、法律に基づいた厳格な手順で除去・処分する必要があり、専門的な対策費用が上乗せされます。また、高層建築物を支えるために地中深く打ち込まれた「杭(くい)」の撤去も、特殊な重機と高度な技術が必要なため、数百万円単位の高額な追加費用になるケースが少なくありません。


・狭い場所や道路の事情

敷地が狭くて重機が入れるスペースがない、あるいは前面の道路が狭すぎて大型トラックが通行できないといった「立地条件」もコストに直結します。大型重機が一気に入れば数日で終わる作業も、小型重機や人の手(手壊し)で少しずつ進めるとなれば、工期が長引き、その分だけ人件費がかさみます。また、廃材を運ぶトラックが現場近くに止められない場合、小運搬(小さいトラックで何度も往復する作業)の手間が発生し、運搬費も割高になります。


・建物の中のゴミ処分

解体工事は「空っぽの建物」を壊すのが基本ですが、部屋の中に家具や家電、事業用什器(じゅうき)などの「残置物」が大量に残っていると、その処分費用が別途請求されます。これらは産業廃棄物としてではなく、一般廃棄物として処理しなければならないものも多く、分別や運び出しに多大な労力がかかります。机や椅子、ロッカーなどがそのままになっている事務所や、生活用品が残されたままのマンションでは、この処分費だけで数十万円の差が出ることも珍しくありません。


■費用を安く抑えるポイント



ビルやマンションの解体費用は高額になりがちですが、依頼先や事前の準備次第で、品質を落とさずにコストを圧縮することは十分に可能です。無駄な出費を削り、適正価格で工事を行うために、施主として知っておくべき賢いコストダウンの方法を3つ紹介します。


・専門業者へ直接頼む

建設会社やハウスメーカーに解体を依頼すると、実際の工事は下請けの解体業者が行うことが多く、その間に「中間マージン(紹介料)」が発生します。これをカットする最も効果的な方法は、自社で重機や運搬車両を保有している解体専門業者へ「直接」依頼することです。間に余計な会社を挟まないだけで、同じ工事内容でも見積もり金額に数百万円単位の差が出るケースも珍しくありません。


・自治体の補助金を使う

多くの自治体では、耐震基準を満たしていない古い建物の解体や、危険なブロック塀の撤去などに対し、費用の一部を負担する「補助金」や「助成金」の制度を設けています。これらは自動的に適用されるものではなく、工事契約前の事前申請が必要なケースがほとんどです。お住まいの地域の役所やホームページで、活用できる制度がないか必ずチェックしてみましょう。


・自分でできるゴミ処分

前の項目でも触れた通り、建物内に残された家具や不用品(残置物)の処分を業者に丸投げすると、産業廃棄物扱いとなり費用が高くなります。可能な限り、事前に不用品回収業者へ依頼したり、リサイクルショップを活用したりして、自分たちで建物を空にしておくことが節約のポイントです。特に事業系ゴミと一般ゴミをしっかり分けるだけでも、処分単価を抑えることにつながります。


■業者選びとよくある疑問点



ビルやマンションの解体は、単に建物を壊すだけでなく、権利関係の整理や周辺環境への配慮など、工事以外の高度なマネジメント能力が求められます。最後に、施主様や管理組合の方が直面しやすい「費用負担」の疑問や、後悔しないための「業者選び」の基準について、プロの視点から解説します。


・費用は誰が払う?

一棟まるごと個人や法人が所有しているビルであれば、その所有者が解体費用を全額負担します。一方、分譲マンションのように複数の所有者(区分所有者)がいる場合は話が複雑になります。基本的には、所有権の割合(持分)に応じて費用を分担するか、管理組合で積み立ててきた「修繕積立金」を取り崩して充てるケースが一般的です。ただし、建て替えや解体には所有者の合意形成が必要不可欠であり、スムーズに計画を進めるためには、早い段階から費用負担のルールを明確にし、住民への説明を重ねることが求められます。


・失敗しない業者の選び方

SRC造やRC造のような大型建築物の解体は、木造住宅とは次元の違う技術力が必要です。業者選びで失敗しないためには、まず「建設業許可」や「産業廃棄物収集運搬業許可」を正規に取得しているかを確認しましょう。その上で、ホームページなどで過去の施工実績をチェックし、似たような規模のビル解体経験が豊富かどうかを見極めます。また、廃棄物の処理過程を記録する「マニフェスト(管理票)」の発行・管理を適正に行っている業者であれば、不法投棄などのリスクを回避でき、安心して工事を任せられます。


・近隣トラブルを防ぐ対応

コンクリートの建物を壊す作業は、どうしても大きな「騒音」や「振動」、そして「粉塵(ふんじん)」の発生を伴います。近隣住民とのトラブルを避けるためには、頑丈な防音シートや養生足場で現場を囲うといった物理的な対策はもちろん、工事前の「近隣挨拶」や「説明会」が何より重要です。クレームが発生した際に誠実に対応してくれるか、現場監督が常駐して安全管理を徹底しているかなど、見積もりの金額だけでなく、こうした「対応力」も比較検討の材料にしてください。


■まとめ



SRC造やRC造の解体は、木造建築に比べて構造が堅牢である分、費用も高額になりがちです。構造や階数による相場の違いはもちろん、アスベストの有無や立地条件、杭などの地中埋設物といった「見えない要素」が総額を大きく左右します。


しかし、費用の仕組みを正しく理解すれば、コストを適正範囲に抑えることは可能です。中間マージンのない専門業者への直接依頼や、自治体の補助金活用、残置物の自主処分など、できることから対策を進めましょう。


安さだけで業者を選ぶと、近隣トラブルや不法投棄などのリスクを招く恐れもあります。金額だけでなく、安全管理や法令遵守を徹底する実績豊富な業者を選び、安全かつスムーズに「次の土地活用」へとつなげてください。


■SRC・RC造の解体工事なら、「株式会社シンセイ」にご相談ください!



株式会社シンセイは、東京都小平市を拠点に関東全域で解体工事と産業廃棄物収集運搬を行っている「解体専門工事会社」です。今回解説したSRC造やRC造のような、高度な技術と大型重機が必要な現場においても、豊富な実績と専門知識で安全かつスムーズな施工をお届けします。


当社の強みは、一般的な木造解体から、ビル・マンション、工場などの「大型施設の解体」まで、構造や規模を問わずあらゆる建物に対応できる総合力です。特に頑丈な構造体や地中杭の撤去が必要な現場では、自社保有の特殊重機と熟練の職人が連携し、近隣環境にも最大限配慮しながら確実な工事を行います。


また、解体から廃棄物の運搬・処理までをすべて自社で完結させる「完全自社施工」であることも大きな特徴です。間に仲介業者を挟まないため、中間マージンを大幅にカットした「適正価格」でのご提供が可能です。アスベスト対策や各種申請業務もワンストップで対応し、お客様の負担を最小限に抑えます。


現地調査やお見積もりは完全無料です。「概算費用だけ知りたい」「他社の見積もりが適正か診断してほしい」といったご相談も大歓迎。しつこい営業は一切ございませんので、お電話またはメールにていつでもお気軽にお問い合わせください。


お客様の大切な資産の「次なるステップ」を、シンセイが確かな技術と誠実な対応で全力サポートいたします。


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